大山田村の野外巡検 (服部川)
 三重県阿山郡大山田村の服部川流域には、約400万年前の第三紀鮮新世の古琵琶湖層群上野累大山田層が 分布しています。この大山田層より多数の淡水棲動物化石や爬虫類、鳥類、哺乳類の骨や歯の化石が採集 できます。ここでは象足跡化石が見つかっており、今でも見ることができます。 イガタニシ、オオヤマドブガイなどの貝類やコイ科魚類などの咽頭歯が多く採集でき、ワニの歯が稀に見 つかります。コイなどが泳ぎ、ワニやカメが住み、象やシカなどの哺乳類が水を飲みに訪れる湖であった ことが想像できます。
  友の会では毎年この地を巡検で訪れており、家族ずれで楽しめる場所です。
下の写真は服部川の全景、採集風景、今でも見れる象の足跡化石、採集した大きなコイの咽頭歯と 手のひらサイズのドブガイの化石、および瑞浪市化石博物館特別展で展示された大山田村のコイの 咽頭歯化石の標本(合田会員所蔵)です。
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服部川

化石採集風景

象の足跡化石

採集したワニの歯化石
(寺部氏採集)

コイの咽頭歯化石展示標本
(合田会員所蔵)

採集したコイの咽頭歯化石
(新谷採集)

採集したドブガイ化石
(新谷採集)

採集したスッポンの化石
(寺部氏採集)

採集したスズキの脊椎化石
(寺部氏採集)
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