谷下層の哺乳類化石
 静岡県引佐郡引佐町谷下にある石灰岩砕石場の石灰岩には洞穴や烈かが発達し、それらを充填し堆積した地層から 第四紀更新世の脊椎動物の化石を産出しました。  この地層は谷下層といい、上部谷下層からニホンモグラヂネズミ、オオカミ、 ヒグマ、ナウマンゾウ、ニホンムカシジカなどの 絶滅種を含み、下部層にはワニ、シナガメ、魚類化石が産出されました。 今は上層部の一部に洞穴が残っており、烈かから、シカ、 カメ、カエル、ネズミなどの部分的な化石が稀に産出します。   下の写真は洞穴の入口と採集した哺乳類の化石の一部です。
↑谷下洞穴全景

↑谷下洞穴入口全景
  
↑ニホンモグラヂネズミの頭骨化石

↑モグラの下顎の化石

↑カメの甲羅の化石

↑ ヒキガエルの化石
↑シカの歯の化石

↑ヒメネズミの下顎の化石

↑ヘビの頸骨の化石

↑コウモリの化石
  

↑シカの歯の化石
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