オオハネガイ
Acesta goliath

石川県能登半島の新生代新第三期中新世中期(約1400万年前)の石灰質砂岩層の地層より採集した大きさ210mmのオオハネガイの化石で、このような大きなものは化石としてはめずらしい。






 
<オオハネガイとは>
殻は卵形で、殻高20cmに達する固体もある。白、淡黄色。両殻は白色。両核は多少膨らむ。後腹線は丸いが、前縁は両殻の 間に多少湾入している。 背縁は短く、真直であるが、両殻項の間は、向かい合う小さな三角形の面があり、その中央に浅い三角形の浅いくぼみがある。眥縁では弾帯溝となっている。 殻項の後に小さな三角形の耳状突起がある。殻表は幼児では 多くの細かい放射状溝画があって、前後両側へ多少強くなるが、成貝では両側部を残して殆ど平滑になる。 日本海、四国、本州、 北海道南西部の100-200mの深底に生息する。

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