大山田村

三重県阿山郡大山田村の服部川流域には、約400万年前の第三紀鮮新世の古琵琶湖層群上野累大山田層が分布しています。 この大山田層より多数の淡水棲動物化石や爬虫類、鳥類、哺乳類の骨や歯の化石が採集できます。ここでは象足跡化石が見つかっており、今でも見ることができます。
イガタニシ、オオヤマドブガイなどの貝類やコイ科魚類などの咽頭歯が多く採集でき、ワニの歯が稀に見つかります。
コイなどが泳ぎ、ワニやカメが住み、象やシカなどの哺乳類が水を飲みに訪れる湖であったことが想像できます。

服部川の化石層








化石採集風景

象の足跡化石




オオヤマドブガイ化石 (新谷採取)







コイの咽頭歯化石 (新谷採取)







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三重県阿山群大山田村(上野累層大山田粘土層)産のコイ属魚類の化石A2歯(スケール: 1mm)
左の2つが伊賀一条型、中央の上が伊賀2条細型、下が伊賀2条丸型、右の上が伊賀3条型、下が伊賀4条型。

コイ属の咽頭歯の名称と配列


A-2型伊賀ニ条型/全長12mm


側面から見た写真

T氏採取の化石


ワニの歯


スッポンの腹甲


魚の背椎


魚の下顎

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