「2006年の日記」 「2008年の日記」
吾輩の日記!(2007年) …天国からのメセージ
 吾輩が天国(こちら)へ来てから5回目の正月である2007年が明けた。今年は飼い主が東京に来て4年目であり、3月で丸3年である。昨年は6月にドイツでサッカーのワールドカップが開催されたが、 日本の成績は今一つであった。実力の差と言えばそれまでであるが、ジ−コの采配にも問題があったようだ。小泉首相から安倍首相に変わり、中国、韓国との関係もで修復されである思うが、北朝鮮の常識はずれの 行動にも困ったものだ。昨年は子供のいじめによる自殺やライブドアなどの新規ベンチャ企業の聚落などの時代を繁栄したニュースもあったが、冬期オリンピックの荒川選手のスケートの金メダルや世界野球の優勝はホットニュース であり、年末は松阪の60億円のMLB契約などスポーツの話題が多い年でもあった。今年は松井の復活や新規大リーガーの活躍には目を離せない年になりそうだ。

2007年
1月1日
(吾輩より)

 国立(くにたち)市で迎えた3回目の正月である。今年は暖かい。 元日に南部線に沿って初詣でに近くの矢保天満宮まで歩いていった。 一昨年は高幡不動尊金剛寺に、 昨年は高尾山の薬王院 に初詣でに行った。 大きくは無いがそれぞれ歴史のある趣がある神社である。 今年もできる限り旅をしたいと思っている。東京周辺は大分回ったので、今年は東北方面に足を伸ばそうと思っている。 その地の歴史や文化を知り、地元の名物を食べ、地元の人と話し、写真を撮り、その他に化石を観たり、採ったりできたらと思っているが、、、、 

2007年
11月23日
(吾輩より)

 11月1日に飼い主の父親が97歳で長寿を全うし、吾輩のいる天国(こちら)向かっている。 3ヶ月前から容態が悪くなり、飼い主は故郷(石川県白山市美川町)に通っていた。最後は病院で付き添い、見届けることができた。 飼い主の母親は丁度3年前に亡くなっており、突然だったのでその時は立ち会えなかった。飼い主の父親は年令のわりには頑健な体力の持ち主で、90歳前後で2回の足の骨折を手術し、リハビリで歩けるまでに回復している。 また母親が亡くなるまでほとんど毎日松任市の施設に通ったらしい。吾輩はあちらにいた頃は愛知県豊川市に居たので飼い主の父親を見ることはなかったが、、、、。飼い主は父親の年令を越えることを目標にしている。 この3ヶ月前から人の老衰(衰え方)と、回復治療、延命治療、生から死へのメカニズム、心の動きなどを体験的に知り、情報を得、色々と考えたようだ。
 飼い主の父親は教育者の職業からか昔堅気の性格であったが、子供の頃の思い出は父親との手取川河原での「いささ」という独特な稚魚取りや手取川河口でのであった。また飼い主が写した
写真で父親と母親の楽しそうな 微笑みが見れた晩年の頃を思い出すと飼い主は言っている。吾輩がいる天国に飼い主の父親が来た時に会えることを心待ちにしている。

2007年
12月24日
(吾輩より)

 12月23日に飼い主の父親の49日の法事が終わり、吾輩のいる天国(こちら)で出迎えた。 こちらでは前世のように種別(人間、猫、その他の生物)の差は無く平等である。つまり人間が主、その他の静物が従(逆の場合もあるが) という関係が無い。前世の人類の人種の差別、宗教による差別、仕事の上下や格差がが無い平等の世界である。この世界が良いか前の世界が良いかは分からないが、、、、。
 12月の初めに飼い主は幕張で開催されて「地球温暖化と生物の多様性」というシンポジュウムを聴講したようだ。これは
IPCCといわれる地球温暖化に関わる政府間パネルにも関連し、IPCCの現況報告や千葉県の地域的な活動がテーマで千葉県が主催したもので、千葉県知事も主催者、講演者と して出席していた。ここ100年に人類が出す一酸化炭素がオゾンを破壊し、温暖化による海面の上昇や異常気象をもたらしや、人類を含む多様な生物に悪い影響を与えており、それを如何に防止するかというものである。 講演は地球温化との 関わりは少ない、田畑の減少や住居の進出により動物連鎖のが保たれている里山や川などの自然環境が破壊されており、その復元、維持活動も含まれていた。今は地球は温暖化の方向に向かっているが、 ここ100年は従来より 2倍のスピードで温暖化が加速しており、 その原因は人類が出す、一酸化炭素の影響であるそうだ。飼い主のように数億年前からの幾多の地球大変動や化石により生物の絶滅の有無を知っている者にはここ100年の変化は その一連であるように思えるようだが、それにブレーキをかけるためにできるだけ一酸化炭素の発生を押さえる努力をすることは必要なことである。
  飼い主は3月末に長野県野尻湖のナウマン象の発掘に参加するようだ。2年前にも申込んでいたが都合で参加できなかった。野尻湖では50年前から発掘活動を続けており、今年で17回目であり、その記録は本や  野尻湖のナウマン象博物館のHPなどに紹介されている。野尻湖は冬になればダムの水が止まり湖底の一部が現れる。この冬休みの時期に  発掘作業を行い全国から多数の人が集まる。最新の研究結果ではこの場所は数万年前の縄文式時代の狩場、解体場であり、発掘されたナウマン象やオオツノシカの骨や狩猟、解体道具などはその時の遺跡であるらしい。  飼い主は遺跡を発掘作業に参加するのは初めてであり興味を持って いようで、その状況を聞いてまたこの日記に記録したいと思っている。
「2006年の日記」 「2008年の日記」

 ホーム