飼い主のこと
手取川
飼い主の故郷(美川町手取川河口
吾輩の飼い主のことで知っていることを話そう。
飼い主の名前は新谷寿一(しんや じゅいち)と言い生まれは石川県の美川町(現白山市美川)と言うところだそうだ。 美川は霊峰白山を源とする手取川が日本海に注ぐ町で江戸時代は本吉と呼ばれ、北前船の帰港地で、以後港町として繁栄していたらしい。飼い主の子供の頃は魚が沢山取れたらしい。 鰯がとれる4月ごろに夜空前に家族と一緒に浜に行き、大人が網からはずした鰯を子供が集める手伝いをして、その報酬として、 鰯をいくつかもらって帰り、刺身にしたりして食べた時の味をいまだに忘れないと言っている。また奇祭で知られる 「おかえり祭」で知られており、台車は日本でも唯一の3輪である。 飼い主は学校を卒業してから(金沢に通っていた)大阪の堺市(世界最大の 仁徳天皇陵 がある街)へ出て精密機器製造会社に就職し 、カメラの設計や自動化を担当していたとのことである。この地に20年ほどいて、転勤で有名な 豊川稲荷がある愛知県の豊川市に移住し 、今は吾輩と一緒に住んでいる。(2001年現在)
飼い主は最近化石というものに熱をあげており、飼い主の部屋を時々覗いてみるが、それらしきもので一杯である。採集した化石は4億年前の古生代から30万年前の新生代まで多種にわたっており、 飼い主は「化石壁」と称して壁板に埋め込んで年代順にサンプルを並べている。これを良く見ると古い化石ほど元の色が失われ黒っぽくなり、固くなっていることが分かる。新生代の貝はほとんど形 が現世のものと変わらないが、ホタテガイでも絶滅したものが多いそうだ。今のホタテガイと比べてみると、厚さや表面のギザギザが違っている。吾輩に近い昔のネズミやシカ(哺乳類というらしいが) の骨や歯もあり親近感がわく。 良く観察して吾輩との関わりあいをまた、調べてみようと思っている。  化石とは大昔に生きていた吾輩の祖先が生きていた時や死んだ直後にに洪水や地震や火山の噴火などで急速に埋もれて、何十万年、何百万年、何千万年、何億年と気が遠くなる年月をかけて石に変身した ものらしい。今まで残るのは確率的には非常に低く、大変貴重なものであるそうだ。吾輩からみれば、同じようなガラクタ石に見えるが、飼い主から見れば、そうでも無いらしい。同じ仲間と良く採集に 出かけ、休みにはあまり吾輩の相手をしてくれないのが不満である。

飼い主によれば、吾輩と人間は同じ仲間で、その祖先はあのゴキブリ、ハエ、カメ、サカナ、トカゲなどらしい。化石は大昔の生物が長い期間に石のように固くなったものであり、生物の進化の証拠となる 貴重なものだそうだ。飼い主(人間)と吾輩(猫族)との違う所は、人間は2本の足で歩くことと、少しかしこいということだという事だが、吾輩からみれば、人間様はそんなにかしこいとは思わない。 人間はバカな、ムダなことをしていると時々思うことがある。色々な便利なものを作り楽しんでいるようだが、吾輩が恩恵を受けているのは、冬寒い時に暖めてくれる電気ストーブとソファーの上で寝ながら時々 みている動いている絵がでるもの(テレビ)くらいだ。時々吾輩の仲間が走り回っているシーン(動物自然紀行というらしいが)を興味をもってみている。人間様が勝手に作った道を猛スピードで走り回っている 車というものは人間族にとっては便利なものらしいが吾ネコ族や犬族には迷惑なものだ。お陰で吾輩は下半身不随となった憎きものだ。100年前はそんなものが無く、子供の頃は土の道路で自由に遊べたものだと 飼い主は言っている。人間は科学の進歩と称してかけがえのない地球や生物を破滅することを平気でしている。、、、、とは言っても我々ペット族がペットフードをもらえ、のんびりできるのも人間様の お陰であり、複雑な気持ちである。100万年後の吾輩の子孫は今のようなするどい爪や歯が退化してしまうのではないか?と思っている。
飼い主は吾輩の祖先の生命の誕生や進化や絶滅、それに関与する地球の変動、大陸の移動などの地球科学に興味を持っており、化石は奥の深いものだ、、、、と言っている。東海地区の化石友の会や研究会に入っ ており、化石の採集や研究?情報収集、同好者とのコミニュケーションを図っている。化石採集には6つの楽しみがあるそうだ。
1つ目は採集に行く計画を作るたのしみ。
2つ目は 現地に行き採集場所を探す楽しみ。
3つ目は化石を見つけ、取り出すたのしみ。
4つ目は家に持ち帰って岩石から化石を取り出す(クリーニングという)楽しみ、
5つ目はそれが 何の化石であるかを調べる時の楽しみ。
6つ目はそれをメンバーに見せて自慢?する楽しみ。
である。 その結果により、喜びとなったり、悲しみとなったりするが、その繰り返し、 経験が大切で、知識や情報が増えるにつれ成果もあがってくるようだ。

飼い主が最近熱中しているのは、十脚類(カニやエビの種類)で渥美半島のスナモグリと巣穴化石の関係を調べているらしい。 化石になった過程を研究する分野が「タフォノミー」といって、最近この分野の研究が盛んになっていると飼い主は言っている。 その成果を期待しよう!
飼い主の化石については
古生物の記憶 を見てください。

吾輩の祖先について知りたい人は
吾輩の祖先 を見てください。
飼い主が入っている会を知りたい人は
東海化石研究会 瑞浪市化石博物館 おきなわ石の会 名護博物館 を見てください

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